成績を伸ばしたい生徒たち。
伸ばしたけりゃ、伸ばす練習をすればいいといいたいが。
それは違う。
まず、「何のために伸ばすのか」を明確にしないとやる意味が
出てこない。
私事で言うのなら。
なぜ今頃船舶免許をを取ったのか?
答えは簡単。「悔いのない人生を送るため」なのだ。
年齢的にも人生の折り返し地点を迎え、肉体的にもそれを感じざるを得ないことを実感している。
「若かったら、これくらいは余裕でできていたのに」ということを
ひしひしと感じていたりする今日この頃だ。
体にも「ガタ」が来ていることがわかり始めている。
あのイチローが練習前になぜ、しっかりと柔軟運動をするのかが感覚としてわかってきた。
とにかく、自分の残された時間というものが意識され始めたのだ。
だからこそ、「悔いの残らぬ人生のため」が見えてきた。
年を重ねて頑張ってやれば可能なことも確かに多々ある。
しかし、年齢的なことが障害になることも実感としてある。
ならば、本当に今のうちに体が動くうちにやりたいと思ったことをやれ!と思うのだ。
生徒たちにこのことを言っても実感がわかないから、まだピンと来ない。
今は、やりたくないことをやらされていることが多いからかもしれない。
それは、自分の可能性に気が付くこともなく、やりたいことが見えてもいないからだ。
見えていないのなら、今のうちに「自分が嫌なことを」数多く経験し、
その中でやりたいことや自分の可能性に気が付くことがきっとあるので
その時の原動力としてほしい。
勉強なんて大人になって役には立たないという輩がたまにいるが、
それは勉強に目的をもってやっていないからだそういう結論に至るのだ。
「何のために、勉強をやっているのか」
これを初めに決めてやれば、勉強ということが大人になって”仕事”に変わっても同じことだし
”人生”に変わっても一緒だ。
その「何のため」を見つける方法を生徒のみんなは「勉強すること」でまずは掴んでほしい。
この夏、「~のため」に君は勉強するのか?