数学の解法には王道もあれば、近道もある。
さて、学校の授業も始まりました。特に中1の数学で正負の計算の仕方で思うことがある。
できない子ができなくなっていくやり方だ。
教科書の解き方は「万人」がより分かりやすいような解き方になっている。
だから、僕からみると、「そんな解き方もあるけど、それができるんだったらこっちの方が楽だよ」というものがどの単元でも存在する。しかし、それはちょっとした「理解」が問われるので「万人」に理解させるのには時間がかかる。でも、それを覚えたら後は高速で解けるので楽ちん!
その感動と面白さを知ったら、さらにもっと知りたくなる。
そういう、好奇心を今の中1に持たせて数学に取り組ませたいと思うのだ。
で、今回。
正負の数が混在した計算をやるときに陥るブラックホール。
+3-5+7-9+4= を解くときに・・・
★教科書的解法・・・
+3+7+4-5-9・・・といちいち移動させた解き方を導入に使う。
これだと、移動の時に数字が分数や小数になったり、項の数が多くなると符号がおかしくなる確率がかなり増えて「簡単な」「わかっていた」ミスとなるのだ。
★僕的解法
まず、-9+4それぞれに丸を付けて計算すると-5。また、式の-5と今の-5を計算して、-10。3+7にそれぞれ下線を引いて計算して+10。-10と+10=0とする。
できるだけ、近い数を出すことによって計算のしやすさを目指す計算方法を指導している。これだと、桁数が上がったり、小数・分数混合でもミスが少なくなる。
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