子供の進路説明会とやらに顔を出した。
こっちはそれで実績を上げてきたので、まあ勉強と思っていったわけだ。
で、聞いているうちになんと無責任な発言だと僕は思ったわけだ。
特におかしいと思ったのが
「君たち夢を持ちなさい!」
「自分のやりたいことで進路を決めなさい」
「偏差値や大学実績で進路を決めるな」
と、数人の先生方が同じようにいうのだ。
「はああああああああああっ!!????」
こんな眠たいことを聞きにわざわざ出向くんじゃなかった。
どうも現場の先生方には、この子たちがどれだけ厳しい現実社会を生きていかねばならないのか
あまり興味がないようだ。一昔前の熱血教師が声高らかに叫んでいたようなセリフをどの先生も
なりきって気持ちよさそうに、叫んでらっしゃる・・・。
今の時代違うだろう。
この子たちは君たちと違って年金を当てにできない世代なんだ。今の若者もそうだが、自分の老後なんてどうなるか考えつかない。国すらお手上げ状態なのが露呈されてるじゃないか?
まずは、いかに生活をなりたたせるのかを考えさせないとダメなんじゃないか。
年金の授業なんかを取り入れて君たちはこれくらい貰えるから、足りない分はどうやって稼ぐのか考えよう、くらいの勢いがあっていいともうが。自分のやりたいことをやろう!そのために、偏差値で決めるのではなく学校を見に行こう、先輩の話を聞こうなんて茶番もいいところだ。
夢を抱いて、それを達成することができる人間なんてほんの一握り。だから、第二候補、第三候補などの夢の選択肢を考えておくことも大切だと思う。ほとんどの人が、夢破れ途中で挫折してるではないか。
大阪ナオミやイチローなどの成功者を例に出して彼らのように好きな子と突き詰めれば栄光と経済力を手に入れるんだ!なんていうのはやめてもらいたい。
言うのであれば、彼らがどれだけの努力と犠牲を払ってきたのかの方を言ってほしい。
もちろん、彼らのように有名になれなかった人だって、同じように夢見た奴らは努力をやってきたはずだ。
それでも、叶わない。
好きなことで頑張ってみても、達成できないことの方が多いということを言わないと。
嫌いなことをやって、達成できなかったのではないのだ。自分の意思でその道を選択し、頑張ってもできないことがいっぱいある。
しかし、今回の話を聞いていると、勉強だけがすべてではない。もっと自分の好きなことをやって自分を伸ばそう、という。
では伸びなかったらどうなるのか?もっと頑張れという。頑張っても、頑張っても無理だったら・・・。
ほとんどの学生は勉強をしっかりとしおくべきだと思うのだ。得点を上げるということがいかにも、悪いことに近いように言われるが、会社でも営業成績がいい奴はその上げ方を子供のころから学習している。上司や先輩の言われることしかやらずに、給料分だけ利益を上げれると信じ込んでいて、利益を上げれなければ自分は言われていることをしっかりと努力しているから悪くないのですが!みたいな若者が大量に発生しているのはなぜか?
やって、ダメならやり方を変えたり、上司に聞いたりして変化・進あkして結果を上げるまで頑張ることをもっと学ばせるべきであるのではないか?
逆に、夢をかなえる難しさを教えることが、夢を見ない若者を作ることなのか?
これって、100年安心年金と似ているように思う。
結局、働いて2000万なり3000万なり貯蓄しておいた奴がとりあえず、安心できる老後をおくれるんだと思うが、それを年金があるからと安心しているとこのざまだ。働き過ぎだからもっと、リラックスしましょう、みたいな宣伝に踊らされて消費を最優先に置いていたものが結局は馬鹿を見る。残業反対なんか言っていると企業は「他の会社でも働いていいよ。うちはこんだけしか払えないからな」と切り返してきた。
夢を持つことは大切であるし、否定はしない。
でも、それを達成するために「タフ」な精神力を鍛えないとダメなんだということを大人が言わないと。
そして、夢に少しでも知被くためには今できることを全力で取り組むことが最も大事なんだということを
大人が次世代に向けて発しないといけない。
であれば、大人が夢をもち、もっと必死になって達成する姿を子供たちにさらさないと。
決まりだからといって、働き過ぎだのできる分だけでいいだの言っていては子供たちは路頭に迷うだけだ。
夢は何ですかなんて、本当に達成した奴からのみ聞きたいセリフだ。
夢を達成してどうなりたい?
僕はこれが大事だと思う。
僕の答えは経済的安定だ。
家族ができたら、安心した生活をさせたい。
我が子に安全なものを食べさせたい。
そして、やりたいことをやらせたい。
親に安心した老後の生活をさせたい。
金銭的に余裕があれば、困った人を助けたい。
など。
きっと彼らが大人になって思うんじゃないだろうか?
きれいごとでよかったのはもう10年前の話だ。
超少子・高齢化で老体化している日本に期待したいのは「タフな若者」だ。
教え子たちは、ありがたいことに「タフ」に生きている。それを見ながら自分ももっと「タフ」にならねばとエネルギーを貰っている。
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