今の子供たちは勉強ができない、問題が解けないといって涙を流したことがあるだろうか?
教え子の中には僕の知らないところで涙をンが使途ということもおかあさんから聞いたことがあるし、実際泣きながら問題を何度も何度も解かされたという子もいる。
この涙を考えたい。
帰宅問題なるものがあり、できた人から帰ることができるという特典の付いたものだ。
そう簡単に解けるものではない。
何度も何度も突き返される。
そうすると、その子の本質が露骨に浮かび上がってくる。
どんな手を抜いているのか、教えていない方法で解いていたり、レベルアップの問題に対応していない解き方だったりと、本人が言われたことをしていないことが浮き彫りとなってくる。
解けて無事生還できる生徒はそれができている。そういう意味から「むずかしい」ものではないのである。
しかし、こちらもそんな生徒を見捨てるわけはなく根気よく付き合う。自分の弱点に向き合い、どうすればいいのかをひたすら考えさせる。これを続けていくと、ある瞬間に生徒は飛躍的に開花するのだ。ぴゅーっと解けるようになる。要するに「解き方が見えてくる」のである。賢い子はすでにこの方法を体得している。何度も言うが決して難しいことではない。「先生がいっていたこと」なのである。いかに日頃の授業が大事であるか、そしてそれをしっかりと記憶して、使えるものにしているのか。
これが見えてくるのだ。
悔し涙はなんどもながせ。
いずれうれし涙に変わるとき
自分の成長を実感するだろう。
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