ジムで体を鍛えていると、顔面しわくちゃにして声を殺しながら
また、唸るような声を出しながらやっている自分に気が付く。
始めた当初は、きつくても平気だよ、という顔でやっていたが
目標が高くなり、ウエイトや回数が多くなるとそうもやってられない。
自分よりももっと重いウエイトをやっている人かすれば、
僕のそんなものなんか余裕でできるだろう。
しかし、気が付いた。
そんな他人を気にする余裕はそこにはないのである。
自分の目標を達成するのにみんな精いっぱいなのだ。
これは勉強も同じだ。
高い目標を挙げてそれに向かって努力している生徒は「悲壮感」と
戦いながら必死で取り組んでいる。笑顔や余裕の表情なんてものは出す暇がないのだ。
中には、なんでそんなに頑張っているんだと、頑張らなにやつがいう。
目標を達成したいからだ。
達成したら、またもっと厳しい状況へ自分を追い込んで苦しい顔しながら
頑張り、高い目標を突破して満足感を得たいからだ。
だから、苦しい顔をして頑張っている姿がある、
ここはまさに「かっこいい」イケメンが集まっている空間といえる。
見える人だけが見える本物のカッコよさが塾にもジムにもある気がした。