特に中学1年生。今回の定期テストで得点が思うように取れていない方はいないだろうか?
◆うちの子はまじめに勉強していたのだけれど…。
◆塾には行っているんだけれど・・・。
◆宿題や提出物はしっかりと出していたはずなんだけど…。
確かに、得点が取れて叱りのような勉強に見えるが、実際は「テストのポイント」からずれた勉強をしていたように思える。
まず、宿題はできて当たり前で、考えるような問題を課題として出すものではないと僕は思っている。したがって、「テスト」でみんなが解けないような問題が宿題をやることでできるようになるとは思わない。
また、塾にいていても弱点の指摘を受けないまま、何となく〇・×だけをつけているような指導では「テスト」で得点はできない。
例えば、現在通っている塾でこんなことはないだろうか?
できるところや問題ばかりをやって、○をもらい「君はできるよね。」「わかっているね。」といったアドバイスを浴びせられる。本人も、褒められるから「自分はわかっている。」「できる。」という自信を持っている。ところがテストの蓋を開ければ得点できていない・・・・。「自分はできていると思っていたつもりなのに…。問題がおかしい!」という言い訳はないにしても、できる問題や簡単な問題ばかりをやっていると、それだけで終わってしまう。
欲しいのは何か??
難しいといわれる問題を解けることではないか!
皆が解けない問題を解きたいんじゃないか!
ならば簡単な問題が解ける子には、その子の実力を上げるための問題を用意しなければ塾に行く意味がない。
それを瞬時に判断して、用意できるかどうかが「テスト」でお子さんがガッツポーズをできるかどうかの境目だろう。
かわいそうなのは、まじめな子が自分のできないことを知らないまま進むことだ。
できることを繰り返すことも大切だろうが、
”できないことを知り、それをできるようにする”のがGRITの勤めの一つでもあるのだ。