これは大都市で起こる小学生のよくある現象だ。
基本ができているつもりになって、なぜか応用問題のような複雑な問題ばかりを解いている。
それがたまたま理解できたり、解けたりすると、次へ進む。
でもなぜだか、テストの得点がいまひとつ取れてこない。ミスしているところは「簡単な問題」や
基本的なところを問うてる問題だったりする。
「どうして、こんな簡単なもんだいがわからないの?」といえば
あとからやり直せば理解できるといったこともある。そして、安心感を取り戻し、これまでの勉強を続ける・・・。
これは、中学から伸びが止まるパターンにきれいにはまっている。
要するに、基本を完全に理解して、それを使いこなしていないのだ。
基本のどこかに穴があるのである。
例えば、野球のバットの握り方が逆でも、たまたまバットにボールが当たることがある。
1回のみならず、何回かは当たったりするのである。
しかし、それも球速が速くなれば打てなくなる。
では、どうするか。
問題点を修正させて、正しいホームで練習をしていけば速いボールにでも対応できるようになる。
勉強もしかり。
まずは、基本をみっちりとやる。繰り返しやる。基本が本当に理解できて、問題が解けるようになれば、
それに応じて徐々にレベルアップをしてあげる。
すると、面白くなる。
基本をおろそかにはしてはいけない。