かつて、一世を風靡した『インド式計算方法』という計算方法があった。
これは、数学をやっている人間からすると「なんだ」という感じのものであるのですが
その計算方法よりもむしろ、それを使って解く面白さや優越感を僕は生徒に伝えていました。
基本、インド人にできて日本人にできないなんておかしいだろ?というくだりから入り、
ひっ算をやらずして、計算が解けるという学校では教えてくれない計算法で、同級生より
速く、簡単に解いていく面白さが必ず生徒に受けていました。
ただし、この方法を日頃から意識して指導していかないと、これまでの習慣でやはり
使い慣れたひっ算に戻ってしまうのですよ。
そうしないためにも、小学生のうちからこのくせを付けておくことが算数・数学を
好きになるコツの一つだろうと思います。
だから、指導者がこのチェックを怠らないようにしなくてはならないのです。
何事も人よりもうまい技術を持っていると必ず、
伸ばそうとする気持ちが芽生えてくるものだ。
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